移行上皮癌 元保護犬 エネルギーヒーリング

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保護犬だったシーズー‘みかん’を偶然ネットで見かけ、保護団体へ会いに行ったのが2018年12月。はっきりした年齢はわかりませんでしたが、かなり高齢で、いろいろな不調があり、精神状態も不安定だったため、鍼灸治療や食事療法、漢方療法などの中獣医学で少しでも楽しく生活できるようにしてあげたいと思い、うちの子に迎えることにしました。

みかんには、気になる腫瘤もあったため、腫瘍の専門医にすぐ診察してもらい、2019年1月に手術で腫瘤を取り除きました。病理検査の結果「移行上皮癌」という、やっかいな癌であることがわかりました。みかんに残された日々は僅かだと思われましたので、おいしいものをたくさん食べて、楽しく穏やかに生活できるように最善を尽くそうと心に決めました。そして再発や転移が起きても、再手術はせず、化学療法(抗がん剤治療)も行わない選択をしました。

鍼灸治療や漢方療法のかいあってか、体調は安定し、みかんの体調に留意した手作り食も気に入ってくれたようでモリモリ食べてくれるようになりました。先住犬や猫と仲良く過ごしているみかんを見ていると、癌であることを忘れてしまうことさえありましたが、癌は予想通り再発・転移し、徐々にみかんの体を侵していきました。

移行上皮癌は膀胱や尿道から周辺のリンパ節などに転移していき、尿が出せなくなったり、腹腔内で腫れたリンパ節で結腸や直腸が圧迫されて、より便が出にくくなったりすることがあるので、いつ尿や便が出なくなってしまうかという不安がいつもありました。また、膣粘膜への転移があったため、膣内で癌がとても大きく成長し、転移巣は下腹部から肛門近くにまで及びました。

7 月末の超音波検査では、尿道全体に癌が浸潤していることがわかり、腹腔内のリンパ節がさらに腫れあがって直腸への圧迫がひどくなっていました。そのため、さらに尿や便が出しづらくなり、膣内に転移した癌もさらに成長し、みかんは徐々に元気がなくなっていきました。

延命ということではなく、みかんの苦痛をやわらげ、最後まで大好きなごはんをおいしく食べ、自力で排泄できるようにしてあげたいという思いから、いつもの治療の他に何かしてあげられることはないかと考えていたところ、先輩獣医師からDr.Yoza を紹介していただきました。エネルギーヒーリングは初めての体験で不安もありましたが、みかんに少しでも楽に過ごして欲しいという思いから、Dr.Yoza に遠隔ヒーリングをお願いしました。

初めてのヒーリングの時、Dr.Yoza の優しい笑顔に私の不安も消え、みかんも心地よさそうにしていました。Dr.Yoza から何かを吸収しているようにも見えました。ヒーリング後はしばらくぐっすり眠り、目覚めると機嫌よく元気にごはんを食べ、排泄もスムーズにたくさんしてくれましたので、効果がある!と確信できました。それから週に 1~2 回のペースで、遠隔ヒーリングをしていただきました。

みかんは 2019年12月7日に亡くなりましたが、移行上皮癌の末期にも関わらず、最後まで尿も便も排泄することができ、亡くなる数日前まで好物を食べることができました。そして、眠るように静かに旅立ちました。

余命はかなり短いと思われたみかんが、予想をはるかに超えて快適に、楽しく生きることができたのは、Dr.Yoza の愛のこもったヒーリングのお陰だと、とても感謝しています。
そして、私の気持ちに寄り添ってくれた奥様のノリコさんにも、とても感謝しています。私は今後も、疾患を持った高齢の保護犬の里親になるつもりです。私もできる限り最善の治療(中獣医学)を行いますが、Dr.Yoza にもまたお世話になりたいと思っています。

Dr.Yoza とノリコさんに出会えて、本当に幸せでした。ありがとうございました。

犬のクリニックそら
笠原理絵獣医師